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台湾・台北(Taipei)郊外新店(Hsintien)
【3月27日 AFP】子どもの数が多いほど、母親が自殺する可能性は低くなるとの研究結果が、カナダの医学誌「Canadian Medical Association Journal(CMAJ)」に発表された。
子どもの多い母親には余計にストレスがかかるため、自殺者が多いとする見解もある。しかし、この研究は、そういった意見への反論材料を提供することになった。
論文を執筆したのは台湾・高雄医学大学(Kaohsiung Medical University)の公衆衛生専門家、Yang Chun-yuh氏。1978~1987年に第1子を産み、2007年までに自殺した台湾人女性2252人を調査した。
研究によれば、子どもを3人持つ母親は、子どもが1人の母親よりも自殺する可能性が60%低くなるという。
Yang Chun-yuh氏は「夫婦間の問題について、母親は、子どもたちに慰めを見出したり支えられたりする傾向がある。特に、男性の力の強いアジア社会ではそ の傾向が強い」と語った。「女性は子どもたちに必要とされていると感じ、子どもを育てる責任があると考え、挫折したときに自殺する可能性が低い」という。
また、Yang氏は研究について、仏社会学者エミール・デュルケーム(Emile Durkheim)の理論を裏付ける結果となったと語った。デュルケームは、親になることは自殺に対する予防効果があると提唱していた。(c)AFP
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