2011年7月4日 星期一

東京: 「大英博物館「円盤投げ」/ 古代ギリシャ展

傑作「円盤投げ」が東京にやって来る 「大英博物館 古代ギリシャ展」が7月5日から

2011年6月13日10時17分


写真日本初公開の傑作「円盤投げ(ディスコボロス)」は、ライトアップされて360度から鑑賞でき来場者を魅了している=神戸会場で写真アフロディテ(ヴィーナス)像 ローマ時代(原作:前4世紀)  パロス産大理石写真エロス像 後2世紀 大理石写真黒像式頸部アンフォラ:ヘファイストスのオリュンポスへの帰還 前520年ごろ  陶器写真ヘラクレスの結び目のある冠 前300~前280年 金、ガーネット  耳飾り 前330~前300年 金  首飾り 前330~前300年 金  腕輪  前250~前200年 金、ガーネット

 古代ギリシャの理想の美、彫刻「円盤投げ」が東京にやってくる--。大英博物館の豊富なギリシャ・コレクションから、古代ギリシャの人々が美の極致と考 えた「人間の身体」をテーマに、彫像やレリーフ、壺絵など135の優品で全容を紹介する「大英博物館 古代ギリシャ展 ―究極の身体、完全なる美」が、7 月5日(火)から、東京・上野の国立西洋美術館で始まります。

 古代ギリシャに焦点を当てた展覧会は、日本ではこれまでほとんど開催されておらず、世界史を学ぶ学生から古代文明ファンにとっても必見です。会場には、オリンピック発祥の地、聖域オリンピアの模型も展示され、夏休みの自由研究や家族連れでお楽しみいただけます。

 お得な前売り券や、「円盤投げ」などのカプセルフィギュア付き前売り券を、7月4日まで発売中です。

 古代ギリシャは、政治や哲学、スポーツなど様々な文化が花開き、西洋文明の源と言われます。

 なかでも「人類史上もっとも美しい」とも評されるギリシャ美術は、その後の西洋美術のお手本となりました。古代ギリシャの人々が美を求める中でたどりついたのが、「人間の身体」こそ美の極致という結論でした。  

 本展は、さまざまな作品に表現された「人間の身体」を通じて、理想の美の全容に迫ります。

 会場は、「神々、英雄、別世界の者たち」、「人のかたち」、「オリンピアとアスリート」、「人々の暮らし」の4つの章で構成されます。

 1章では全能の神ゼウス、女神ヘラ、英雄ヘラクレス、怪物スフィンクスなどが登場し、ギリシャ神話の世界が展開します。

 2章では古代ギリシャ人が理想とした男女の身体表現の変遷を紹介。

 3章では、アスリート像の傑作彫刻「円盤投げ」が、日本初公開されます。ぐるり360度から鑑賞できます。

また、古代オリンピック発祥の地である聖域オリンピアの200分の1の模型(幅4m、奥行き3m)や、幅跳び、徒競争、ボクシングの選手の姿を描いた壷などを展覧して、究極に挑むオリンピックの原点にいざないます。

 最後の4章では、古代ギリシャの人々の生と死、愛と欲望などに関する多彩な表現を、大理石像やテラコッタ像、壷や金属製品などで紹介します。

 前売り券は、国立西洋美術館、チケットぴあ、ローソンチケットほか主要プレイガイドで7月4日まで発売中しています。海洋堂が制作した「円盤投げ」像の カプセルフィギュア付き前売り券も、2000枚限定であわせて発売中です。フィギュアは全6種類で、会場のカプセル玩具販売機でも1回400円でお求めい ただけます(種類は選べません)。

 本展は、2008年5月の上海を皮切りに、香港、スペイン・バレンシア州、ソウル、台北を回る巡回展です。日本向けに作品がアレンジされており、先行開催した神戸展も含めて、これまで世界で110万人以上を動員しています。

■特別展「大英博物館 古代ギリシャ展 ―究極の身体、完全なる美」

■会期 2011年7月5日(火)~9月25日(日)

■開館時間 午前9時30分~午後5時30分(金曜日は午後8時まで) 入館は閉館の30分前まで

■休館日 月曜日[ただし、7月18日(月)、8月15日(月)、9月19日(月)は開館、7月19日(火)、9月20日(火)は休館]

■会場 国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)

■お問い合わせ ハローダイヤル 03・5777・8600

■入場料 一般1500円、大学生1200円、高校生700円

主催:国立西洋美術館、大英博物館、朝日新聞社、NHK,NHKプロモーション

後援:外務省、文化庁、ブリティッシュ・カウンシル

協賛:花王、みずほ銀行、三菱商事、大伸社、大塚製薬

協力:チャイナエアライン、日本航空、ルフトハンザ カーゴ AG、西洋美術振興財団

All photographs ©The Trustees of the British Museum



古代ギリシャ、あまねく紹介 大英博物館展始まる


写真:古代ギリシャのつぼや彫刻が並ぶ会場=東京・上野の国立西洋美術館拡大古代ギリシャのつぼや彫刻が並ぶ会場=東京・上野の国立西洋美術館


 「大英博物館 古代ギリシャ展」(朝日新聞社など主催)が5日、東京・上野の国立西洋美術館で始まった。日本初公開となるギリシャ彫刻の傑作「円盤投 げ」は、360度から間近に見ることができる。引き締まった理想の体形の選手が円盤を投げる直前の、緊張感あふれる一瞬をとらえた作品だ。

 大英博物館の所蔵品135点により、ギリシャ神話の世界からオリンピックの原点、古代ギリシャ人の暮らしまで、幅広いテーマで紹介する。9月25日まで。一般1500円など。

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