原子力安全委、過去30年分の会議資料公開へ
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原子力安全委員会は8日、福島第一原発事故を受けて、過去の議事録や会議資料を公開すると発表した。古くは30年ほど前にさかのぼるという。班目春樹委員長は、指針類がどう決められたのか検証し、「反省すべきところは反省しなければならない」と語った。
すでに安全委は1996年に、定例会議や専門部会などの議事録や会議資料について、一部の非公開審議のものを除き、公開を決めている。今回はそれ以前のものが対象で、ファイル数千冊に及ぶと推測する。
東日本大震災によって福島第一原発が全電源を失い炉心溶融を起こした問題で、同作業部会が93年に対策を検討しながら、「重大な事態に至る可能性は低 い」と結論づけていたことが分かり、現在、経緯を調べている。今回、こうした指針類の制定に関する議論を明らかにするため、公開を決めた。
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